トップ記事に騙されるな!
日刊メルマガ【happysora】20160323
おはようございます(^^♪
ここ数日、最高に良い天気が続きますね。
昨日は全日空さん大変だったようですね。
皆さんは、巻き込まれませんでしたか?
山の公園に散歩に行ったらジンチョウゲの良い香りが。
昨日の、日本経済新聞の1面トップ記事。
大卒採用、来春10%増 サービス業など旺盛
2017年春の新卒採用計画調査です。
国内外で市場が拡大するレジャー産業をはじめとする
サービスや小売りなどの非製造業で採用意欲が旺盛との記事。
大卒採用は6年連続の2ケタ増。非製造業は13.1%増。
これだけ見ると、なんだか世の中、景気がよさそうですが・・・・
言葉というものは、面白いです。
そして、同じ日本経済新聞 社会面
サービス残業20万人超
厚労省が是正指導、計142億円
厚生労働省の集計で、100万円以上を支払った企業は全国の約1300社。
残業代や休日出勤の割増賃金を従業員に支払わず、
サービス残業は、当たり前な世界がまだまだあるという実態。
よくよく考えてみましょう。
採用しましたが、
卒業後3年以内離職率、大学は32.3%、高校は40.0%
3年以内離職率が高い業種、高卒・大卒とも「宿泊・飲食サービス」
「宿泊・飲食サービス」は大卒は5割を超えています。
高卒に至っては、66%という数字。
という、現実。
離職理由は、業種によりかなり違いがありますが
一番の理由は
小売り、不動産、教育、飲食、メディア、金融 「残業・拘束時間の長さ」
保険、金融 「仕事内容とのミスマッチ」
官公庁、宿泊 「キャリア成長が望めない」
2番目以降の理由は、宿泊・飲食サービスにおいては、
体調を壊した
体力が持たない
待遇・福利厚生の悪さ
このデータ、どうみますか???
採用意欲が旺盛とは
採用してもすぐ辞めていくから、
辞めていくのを見越して大量に採用。
辞められて、人員不足だから、サービス残業。
無理な労働させ、時間は長くなるが、賃金は出さない。
雇用側にも、色々な問題があります。
新入社員の離職率が低い業界は『電気・ガス業界』
年功序列を採用している企業が多く、退職金が多い。
そして、休日が多く有休も取りやすい。
企業によっては、新卒で入社し、定年まで97%というところもあるそうです。
そう考えると、今の時代だからこそ、終身雇用は適しているのかもしれません。
しかし、若者にも、原因があります。
退職理由の中でどの業種にもあるのが
「理想と現実のギャップ」!
自分なりに描いた理想郷になりすぎているのでは???
それなりに、会社説明会も聞き、先輩にも話を聞き、
企業研究はしているはずです。
それとも、していないのでしょうか?
そして、今の就活システムのおかしさ。
大学入試は偏差値で受験校が決まる時代。
就活も、とにかくたくさんエントリーして、
行けるところであれば、とりあえず入社する。
エントリーするのも、何百という数らしい。
何百もエントリーしても、1社も面接できない人もいる。
出身校で、ふるいにかけられていますから。
ただ、一つ言えるのは、社会を甘く見ているという事。
入社して、合わなければ辞めればいいや、くらいの考え。
しかし、中には、学生時代からの副業が、本業になり起業する人も。
今からは、こういう人が生き延びるのでしょう。
とにかく、現代社会は、一昔前と、すべてが違います。
昔の人は、今の時代に切り替えて、
今の人は、昔の人の良い所を学び、
お互いが、うまく共存することを考える時代だと思います。
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